EV認証SSL証明書発行までの流れ

以下では、EV審査がスムーズになるDUNSナンバーの英語登録データを利用した申請から発行までの流れを解説します。

目次

事前準備

申請企業責任者の決定

DUNSナンバーで確認できる代表電話番号宛ての電話確認に対応できる方を選んでください。

英文会社名確認・物理的存在確認への対応

DUNSナンバーの英語データが以下と一致する必要があります。

  • CSRの会社名・住所
  • 申請会社の会社名・住所

DUNSナンバーの英語データが実際と異なる場合、東京商工リサーチに修正依頼してください。

法的存在確認への対応

登記事項証明書(認証局がウェブ確認)で、確認できるデータが以下と一致する必要があります。

  • CSRの会社名・住所
  • 申請会社の会社名・住所

CSRの生成

DNSナンバーの英語データを入力してください。

ドメイン認証方法の選択

ドメイン認証は、申請ドメインの利用権確認を目的に行われます。対応可能な方法を以下から選んでください。すべて、オンラインで行われます。202年11月15日以降、ワイルドカード証明書・マルチドメインワイルドカード証明書で、ファイル認証を選択できなくなりました。

追加ドメインがある場合、コモンネームと追加ドメイン、すべてのウェブサイトに対応する必要があります。

  • メール認証
  • ファイル認証
  • DNS認証

申請手続き

申請案内メール記載のURL(マイページ)から手続きしてください。申請企業責任者情報には、以下を入力してください。

  • 申請準備で決定した「申請企業責任者」の情報
  • 申請準備で確認した「DUNSナンバー」の英文会社名・住所・電話番号

審査(認証)への対応

ドメイン認証

以下のリンク先ページを参考に対応してください。

EV認証

申請企業の英文会社名の確認・物理的存在の確認・法的存在の確認を行い、確認できなかった場合、書類提出依頼があります。

オンライン承認(同意)

DigiCert / GeoTrust:オンライン承認

以下のメールが申請企業責任者宛てに届きますので、EV 証明書の申請・加入者契約に署名・承認してください。

  • 件名:Please approve DigiCert Order #xxxxxxxxx for 申請会社名
Comodo:オンライン同意

利用契約同意書・EV 証明書申込書の提出をオンラインで完了できます。

書類提出(必要な場合のみ)

認証局から書類提出の依頼があった場合、提出してください。通常は、以下の書類などを提出します。

  • 登記事項証明書
    • ウェブ確認できなかった場合
  • 英文商号の記載がある定款原本証明と印鑑証明書添付)
    • DUNSナンバーで、英文会社名が確認できなかった場合
  • 弁護士意見書
    • DUNSナンバーで、英文会社名や住所が確認できなった場合など
  • 口座開設状況に関する証明書(金融機関発行)
    • 設立から3年未満で、かつDUNSナンバーで存在が確認できない場合

電話確認

第三者データベース(DUNSナンバー)で確認できた代表電話番号宛に電話が掛かります。電話は、原則、日本語で入ります。

EV認証SSL証明書の発行

認証局からメールでも届きますが、マイページからのダウンロードをお奨めします。

マイページからダウンロードした場合、Apache用・NginX用・IIS用など、サーバにインストールしやすい形式でダウンロードできます。

  • ダウンロードフォルダの構成
    • Apache(証明書、中間証明書バンドル)
    • Nginx(証明書バンドル)
    • Certificates
      • CER - CRT Files(Microsoft IIS、Exchange、Plesk)
      • Plain Text Files(cPanel、GoDaddy、HostGator、WHM)
    • PKCS7(Microsoft IIS、Azure、TomCat)
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